望湘園(ワンーシャンユエン)
中国で人気の二大料理といえば、食は広州にありの広東料理と、麻婆豆腐で知られている四川料理です。どちらも日本人にはお馴染みの味ですが、今中国では「第三の料理」が大ブームになっています。それが“湘菜(シャンツァイ)”と呼ばれる湖南料理です。
湖南料理は四川料理と同じく、激辛料理として知られています。痺れる辛さの四川料理に比べて酸っぱい辛さは湖南料理の特徴です。また燻したお肉が使われていたり、土鍋の煮込み料理が多い気がします。湖南省出身の毛沢東が愛した料理として多くの人に好まれています。
今日は上海に32店舗ある湖南料理の大型チェーンレストラン望湘園をご紹介したいと思います。望湘園は地元の人にも人気がある行列のできるお店です。人気の秘密は豊富なメニューと、食べやすい味付けにあるようです。本場の湖南料理の辛さでは、多くの中国人には辛すぎて気軽に食べるというわけにはいきません。望湘園は食べやすくアレンジしているようです。湖南料理の代表的な一品料理は酸豆角肉泥です。酸豆角とはササゲを塩漬けで発酵させたもので、肉泥は挽肉のことを指します。酸豆角の酸味と挽肉のうまみ、辛く酸っぱい味で、ご飯と一緒に食べると、やみつきになります!
毛沢東が好んだことで有名な豚の角煮もお勧めです。八角や桂皮の香りがさわやかで、コッテリした豚肉でも胃もたれすることなく入っていきます。日本の角煮と比べて醤油の量が少ないですが、塩を加えるのと、これらの香辛料でしっかりした味になりました。
中国に行く機会があれば、是非望湘園で本場の湖南料理をお召し上がってみてね~
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