2013年11月15日金曜日

中国少数民族ーチワン族


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中国少数民族

中国には56の民族があり、そのうち漢族以外の55が少数民族と言われています。55の少数民族について、伝統や文化、自然環境、歴史、経済などを紹介します。
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―チワン族編(チワンゾク)

 チワン族は中国の少数民族の中で最も人口の多い民族です。主に広西チワン族自治区、雲南省の文山チワン族ミャオ族自治州に集まっています。

 ローマ字をもとにしたチワン語の文字が作られましたが、チワン族の人たちのほとんどは中国語を使用しています。

 昔、チワン族の人たちは自然崇拝と多神崇拝などの原始宗教を信じていましたが、唐・宋以降、仏教、道教がチワン族地区に入ってきました。

 チワン族の伝統芸能として有名なのが、「三月三」と呼ばれる旧暦の33日に行われる「歌の掛け合い」の習慣です。若い男女が即興の歌を交換し恋愛感情を伝えます。双方が合意すればカップルが誕生します。この風習は中国南部や東南アジアなどに広く見られます。 チワン族の「三月三」は観光資源として注目され、民族舞踊や「歌合戦」などを披露するイベントも行われています。
  チワン族の伝統文化としては銅製の太鼓「銅鼓」も知られています。銅鼓は中国南部からベトナムなどにかけて、出土品も多いです。

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